学生時代に衝動買いした一冊の本がある。
これが、今の自分の授業スタイルに与えた影響は、思っている以上に大きい。
『ウルトラマン研究序説』という本だ。
子供向け特撮作品を、大人――それも大学教授や講師、研究所の所員、企業の代表取締役といった面々が、学術論文風に本気で分析するという、なかなか狂気じみた一冊である。
彼らが子供時代に感じていたウルトラマンへの疑問を、
法学、経営学、科学など、それぞれの分野の専門家が検証する。
これはもはや評論というより、一種の「知的ゲーム」と言っていい。
たとえば
「科特隊に出入りしていた“ホシノ少年”の雇用形態はどうなっているのか」
といったテーマを、法学部の専任講師が大真面目に論じていたりする。
今思えば、かなり尖った本だ。
こうした“知的ゲーム”の系譜としては、
柳田理科雄氏の『空想特撮読本』シリーズが有名だろう。
私もどハマりした。
「生まれた瞬間に自重を支えられず即死する怪獣」と
「超音速飛行中に自らの衝撃波で粉々になるヒーロー」。
この絵面には、目からウロコどころか、
こちらが脱皮し始めそうな衝撃を受けた記憶がある。
こうした流れを経験してきた身としては、
共通テストの世界史で『ベルサイユのばら』が出題されたことも、
ごく自然な流れとして受け止めることができる。
実際、私は25年ほど前から
「フランス革命や人権思想を扱うなら、ベルばらを読んでおくと理解が捗る」
と言い続けてきた。
そういえば、旧センター試験の地理では
いわゆる「ムーミン問題」もあった。
ムーミンの舞台がノルウェーかフィンランドか、というやつだ。
共通テストに限らず、
今や多くの学校で、アニメ・マンガ・ライトノベルを素材にした問題が出題されている。
とはいえ、
それらの作品を読んでいなければ解けない、ということはない。
その科目の知識が身についていなければ解けないつくりになっている。
――当たり前の話だ。
来年もきっと、別の“素材”が出てくるだろう。
今年の入試で「ミルキーサブウェイ」を出す学校、どこかにないかなw
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