さて、ユニット5の2延長戦
レベルアップ版です。
接続詞のthatそれ自体はそれほど難しくないので
「こんなの楽勝じゃん!」と思った人もいるでしょう。
そういう単元に限って
他の単元と絡んだときに
かなりの強敵になることがあります。
では、少々試してみましょう。
かっこを外してみましょう。
まず
3(x-5)のかっこをはずしてみましょう。
「英語じゃないんかーい」と思うかもしれませんね。
3x-15、ですね。
前にある「3」と「掛け算」をしましたね。
このように、( )を外すときは
その外側にあるモノの影響を受けます。
じゃあ、このかっこをはずしてみましょう。
He says,“I am very busy.”
普通に外して
He says (that) I am busy.
となった人が多いかと思います。
だったらわざわざ延長戦なんてやりませんよ(笑)
ここで考えてみましょう。
「忙しい」のは、誰ですか?
彼? それとも私?
基本的に“I”は
“その言葉を発している人”
つまり“話し手”です。
よって「私」ではなく「彼」なんですね。
そこで
He says (that) he is busy.
となります。
( he am ~とした人、ちょっと落ち着こう)
では、これはどうでしょう。
She says to me,“I like you.”
“I”が“話し手”なら
“you”は“話し相手”“聞き手”です。
だから
She told me (that) she likes me.
となります。
sayがtellに化けたのは
say…言葉を発する
tell…誰かに伝える
というニュアンスの違いから来ています。
「誰」だけでなく
「いつ」にも注意が必要です。
He said,“I am tired.”
tired「疲れている」、
タイヤじゃないぞ
I = 彼、はわかるとして、
今度は過去の文です。
「つかれたー」というセリフを発したのは
過去のことです。
そこで
He said (that) he was tired.
となります。
振り返りましょう。
・“I”=話し手
・“you”=聞き手
・過去の文のあとの“セリフ”
→セリフも過去形に
(「時制の一致」ってヤツ)
ちょっと試してみましょう。
<問題>
1) She says,“I like animals.”
→ She says (that) ( )( ) animals.
2) He said to me,“I don't know you.”
→ He told me (that) ( )( ) know ( ).
3) I thought,“It will be rainy.”
→ I thought (that) it ( )( ) rainy.
4) She said to me,“You must study hard.”
→ She told me (that) ( )( )( ) study hard.
<答え>
1)“I”=彼女なので she, likes ※3単現注意
「彼女は動物が好きだと言う」
2)“I”=彼、“you”=私、
過去の文なので he, didn't, me
「彼は私を知らないと言った」
3)これはちょっと手強い。
ユニット4の2でwillの話をしたときに
「willの過去=would」というのを出しました。
これを使います。 正解はwould be
「私は雨が降るだろうと思った」
4)これもきっつい。
ユニット4でmustとhave toについて触れた際に
触れそびれたところです。
まず、mustに過去形がないんですね。
「じゃあ無理」と思うことでしょうね。
そんなときのための“迂回ルート”、
have toの出番です。
haveの過去形hadを使えば
had to ~「~しなければならなかった」過去形の出来上がり。
正解は I had toです。
「彼女は私が一生懸命勉強しなければならないと言った」
今回は中3まででやれるレベルの話でしたが、
中3や高校レベルの“ ”外し
(「話法の転換」ってヤツです)
は、よりやっかいな相手です。
が、ここで触れた基本を押さえておけば
大やけどする心配はありません。
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