Lesson4では、職業選択が一つのテーマになっています。
進路を選ぶこの時期、
進む道が決まった人もいれば、
まだ決めかねている人もいることでしょう。
高3の頃の私は後者でした。
漠然と"何かを発信する側の人間になりたい"というのはありましたが、
具体的には何も見えていませんでした。
あちこちを旅して、その手記を書くようなことがしたかったのですが、
国語の先生からは「百万年早い」と言われ断念(苦笑)
とある音楽雑誌のイベントで、
発売前の新譜を聞いてその感想を書く、というものがあり、
私は気づけばそのイベントの常連になっていました(笑)
その雑誌の編集者にも
「君の比喩表現は粗削りながらも光るものがある」
との言葉を頂きました(笑)
この方面で頑張ろうとも思いましたが、いかんせん周りは猛者だらけでした。
甲子園に例えるとPLとか早実とか智弁和歌山とかクラスの強者ばかり。
ここから抜け出すのは至難の業でした。
ひとつだけ言えるのは、
当時の自分には教師を志そうというヴィジョンはまったくなかったことです(笑)
どうしてこうなったかはまたの機会に。
では本文内容について。
本文をざっくり分けるとこんな感じでしょうか。
第1段落 情熱があれば何でもできる?
第2段落 才能と評価も要チェック
第3段落 需要がなければ趣味
第4段落 需要があれば食べていける
第5段落 情熱も技術も需要もない
第6-7段落 老子の言葉
と言われてもピンとこない人の方が多いと思うので、
具体例を挙げてみましょう。
まず第2段落。
本文では背の低いバスケプレイヤーや、
演奏の巧くないジャズファンが例に出ています。
授業ではこういう例を加えてみました。
「歌うたいになりたい!」という情熱があっても、
「♪ホゲ~」なこの人。
流石に彼がプロでやっていくのは無理かと。
第3段落だと、熟練した絵描きやサーファーの例が出てきます。
加えて、こんな話をしました。
仮にある言語の通訳になりたいとします。
そのためのスキルも十分ありますが、
その言語を話す人が全世界で数百人しかいないとします。
これでは需要があまりに少ないので、
プロとしてやっていくのは難しいのではないかと。
第4段落だと、本文では有能な会計士の例が出ています。
仕事もできて収入や余暇もある、
でもあまり情熱がない、
そんな例として挙げられています。
第5段落では「エスキモーに雪を売る」セールスマンの例が出ています。
売れるかいっ(笑)
余談ですが、どこかの現代文の問題で
「エスキモーにクーラーを売るにはどうしたらいいか」
的な評論文が出たのを見た記憶があります。
どう考えても売れるわけないんですが、
「○月×日にクーラーをつけると願いが叶う!」的なイベントを
でっちあげて売る、なんて答えが書かれていました。
広告業界が考えそうなことですね(笑)
第6段落では、情熱もスキルも需要もすべてそろっていれば最高、
という結論が出ています。
その支えとして、第7段落で老子の言葉が引用されています。
この言葉は、様々なビジネス系のブログでも引用されています。
ここでも引用してみることにします。
「生きることに熟達した者は,仕事と遊び,労働と娯楽,心と体,教育と気晴らし,愛と宗教をほとんど区別しない。彼は自分がするどんなことにおいても,優れているということの理想形を追い求めているだけで,働いているのか遊んでいるのかの判断は他人に任せている。彼にとっては,いつも両方をしているのだ」
うらやましい限りです、
「働いているのか遊んでいるのか」わからない大人(笑)
私もそんな風になりたいものです(笑)
余談ではありますが、この老子の言葉を、せっかくだから漢文で見せようと思ったんですね。
ところが、どこを探してもそんなものはない。
どうやら、誰かがわかりやすくするために、ちょっと単語を置き換えるなどの工夫をして使いだしたんでしょうね。
では今回も本文内容を画像で。
テストなどに役立ててください。
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なお、LINE指導(WEB個別指導)では
・語句チェックテスト
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