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レジェンド先輩シリーズ~苦手の英語を16点から84点に

今となっては経営破綻した某家庭教師センターからの紹介でした。

そのセンターからは、
失礼な家庭の紹介が増えてきていたんですね。

ほぼ毎回ドタキャンして
(しかもキャンセル料の支払いを渋る)
月1~2回しか指導できなくなった案件とか、
目の前の生徒に話したことを
「この人が~って言っている」と直接話法
母親に伝達する女子生徒とか
母親を介さないと私と意思疎通できない
初回面談で訪問すると「そんな話聞いてない!」と
不貞腐れて部屋から出てこなくなる生徒とか、
1時間以上の居残りを強制してくる保護者とか、
体験授業の前日
友達の塾に誘われたので」とドタキャンしてきたり…

そんなのばかり回されてきて消耗していたので、
もう紹介しないでくれ」と言った矢先の紹介でした。






今回の生徒は
英語だけ極端に点数が低く、
あとの科目は70~80取れているんですね。

ここに埋まっているのは
鉱脈か、それとも地雷か。


その生徒と初対面の時に
あれこれ雑談をしてみました。

ここにもヒントが隠されています。

例えば、
今学校でどこ勉強してる?
と聞いて、

・「○○です」と単元や内容を簡潔に答えられる → OKです。

・「××ページです」というように
本人にしかわからない答え方をしてくる → やり方次第でOKです。

「この前○○をやって、それから××に進んで、
あ、そういえば教育実習生がきて授業が止まって…」と
要領を得ない話が続く → 厳しいものがあります

だんまりを決め込む生徒 → 正直もっと厳しいです。

・「先生はどのガンダムが一番好きですか?」と
全く関係ない話になる → 論外です(笑)


これまでの指導経験からの感想ですが、
科目ごとの凸凹が大きい生徒で、
成果の出にくい生徒ほど、
リアクションの仕方が下寄りになってくる傾向があるように思えます。

ちなみに
学校の先生が何を言っているかわからない
という場合は少々厄介なので、
これについては後日また書きます。

この生徒は簡潔に答えてきたので、
大きな問題はないものと考えました。


次いで、宿題の取り扱い。
やらない言い訳の多い生徒が成績アップした前例は
今のところありません。

今回の生徒は、
宿題やってくるだけでなく、
どんどん進めたり遡ったり、
非常によく頑張っていました。

こちらが10やれと言うと
100でも200でもやってくるタイプ。
加えて、こちらが指示していなくても
本人が「不十分だ」と感じたことは
指示を待たずに進めてくるタイプでした。

ちょいと脱線します。
これは最近増えてきたように思うのですが、
宿題の指示を細かく出してほしい」という声ですね。

・問題を解く→丸付け直し
→間違えた問題を解けるまで反復
・暗記系であればとにかく覚える
というところまでは自分も指示を出しますが、
これ以上細かい指示を出せと言われると正直困ります。

もっと言えば、今やっている勉強は
志望校合格のための勉強」です。
合格のその先、志望校で学ぶようになったとして、
そこの先生が細かい指示を出してくれるとは到底思えません。

自学自習ができるようになっておきたいものです。


話を戻します。

知識がだんだん結びついてきたころの実力テストで
点数がいきなり平均を超えていたので
本人も驚いていました。

というか、
これほどガッツとセンスがあって、
なんでそれまで16点だったんだろう?(謎)

最終的には
模試ではD判定で、
学校の担任にも無理だと言われた、
県立の進学校に進学しました。

地雷どころか、
5年か10年に一度あるかないかの見事な鉱脈でした。


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by yamazaku199x | 2018-11-11 16:33 | 家庭教師 | Comments(0)