今回から3回の予定で、戦後史の小ネタを出してまいります。
・ゴジラ
リメイク版の「シン・ゴジラ」が上映されたのでご存じの人も多いかと。
今ではエンターテイメント作品ですが、
当初は反戦・反核のメッセージが込められていました。
以下Wikipediaより引用です。
特撮映画製作を熱望していたスタッフが、当時社会問題となっていたビキニ環礁の核実験に着想を得て製作した、第1作“水爆大怪獣映画”『ゴジラ』が公開される。身長50メートルの怪獣ゴジラは人間にとっての恐怖の対象であると同時に、煽り文句などで「核の落とし子」「人間が生み出した恐怖の象徴」として描かれた。
(引用ここまで)
当時話題になったシーンに、ゴジラが国会議事堂を破壊するところがあります。
そのシーンになると拍手が起こった劇場もあるとか(笑)
それだけ政治への不満があったこともうかがえます。
ちなみに当時のゴジラの身長は50メートル、
国会議事堂の高さは65メートル。
なぜゴジラの方がでかいのか(笑)
・ウルトラQ
高度経済成長と切っても切り離せないのが「ウルトラシリーズ」です。
当初は『UNBALANCE』という、文字通り日常のバランスが崩れた
摩訶不思議な世界を描く作品として企画されていました。
ちなみに有名な怪獣は「カネゴン」や「M1号」あたりでしょうか。
M1号は、ダウンタウンの「笑ってはいけないシリーズ」で
浜ちゃんに似ているとして取り上げられていましたね。
数本分の制作が進んだ頃、東京オリンピックのラジオ中継で
アナウンサーが「ウルトラC!」と叫ぶのを聞いた脚本家が
「これだ!」とひらめき、「ウルトラ」+「Questionの"Q"」で
『ウルトラQ』へ変更されました。
歴史や公民の話に戻します。
当時、東京オリンピックに向け、東海道新幹線や高速道路といった
インフラの整備が進みました。
それに伴い、多くの人が雇われ、給料が支払われ、景気がよくなった、
とイメージしましょう。