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地理は暗記じゃない!

中学時代、一番苦手なのは社会、
とりわけ世界地理でした。
テストで最も点がとれなかったのも社会でした。

中学時代は何でもかんでも
「とりあえず覚えろ」という世界でした。
なぜそうなるのか、
なぜそれを覚えなくてはならないのか、
そういう理由抜きで。
頭に残るきっかけ、
引っかかるものがなにもないままでは
覚えようがありませんでした。

覚えられないと、
当時の社会科教師愛用の根性棒で殴られました。
いま思うと牛馬にも劣る扱いでした。
この教師が"基本的人権"云々教えても納得のしようがない(笑)
現代で同じことをしたら
職員室の電話が鳴りやまないでしょうね。

閑話休題。
そんな自分も今では
英語の次に地理が得意だったりするわけですが、
地理の攻め方をご説明いたしましょう!







今の地理の問題では、
暗記は昔ほど大きなウエイトを占めていません。
確かに、都道府県庁所在地とか地図記号、時差計算の仕方とか、
覚えていないとどうしようもないものはあります。
ですが、今ではかつてのような知識量バトル的な問題より、
資料の読み取りのウエイトが高くなっています。

公立高校の社会の入試問題をご覧いただくと、
「図表から読み取れるものとして正しいものを選べ」とか
「資料からわかることを簡潔に書きなさい」という問題が
多くなっているのがわかります。

ではその1例を。
茨城県立高校入試問題 平成29年より。
地理は暗記じゃない!_f0252101_16482717.jpg
ついつい「そんなの知るか」と言いたくなる問題かもしれません。
ですが、それぞれの選択肢と県名をよく見ましょう。

選択肢については、
海水浴場=海、スキー場=雪国、
これだけイメージがあれば充分です。

県名のラインナップを見ると、
A中の群馬県、C中の栃木県はいわゆる"海なし県"だから
ここに海水浴場はありえない、
それだけでイとエの選択肢が消えます。

(関係ありませんが、
その昔TUBEのアルバムのキャッチコピーで
「ハワイとチューブに冬はない、
群馬と栃木に海はない」
なんてのがありました・笑)

選択肢中のCを見ると、
スキー場かテーマパークが残っています。
Cの県名のラインナップを再び見ると、
雪国からかけ離れた府県がありますね。
そう、大阪と千葉です。

(千葉はその昔バブルのころ、ザウスという
人工雪スキー場がありましたが…)

Cに当たるのはテーマパークになります。
よって正解はアです。


受験生が敬遠しがちな記述式の問題は、
実はもっと簡単です。
茨城県立高校入試問題 平成26年より。
地理は暗記じゃない!_f0252101_17040555.jpg
労働力人口は 日本<中国、
賃金は日本>中国です。
あとはもう見たままそのままありのままを書けば正解になります。

「日本より中国の方が労働力人口が多く、賃金が安いから」

これで正解です。


地理を必要以上に嫌がる必要もおびえる必要もありません。
苦手だしやりたくないし…という人は
とりあえずデータの読み取り問題から始めてみませんか?



by yamazaku199x | 2017-09-12 17:08 | 勉強法 | Comments(0)