あるサッカー少年の闘いの記録

世の中がワールドカップ一色なので、
かつて教えていた生徒のことをふと思い出しました。





話はJリーグが発足したころのこと。

とある大学の付属高校に入学後、サッカーに明け暮れたある生徒。
優秀だった成績はみるみる下降…

高校3年の秋、付属の大学に上がれないことが判明。
「大学ならどこでもいい。どこか入れるところはないか?」
そう言って私のもとを訪ねた。

大学入試だからレベルの高いことを、と思われがちですが、
難易度の低い大学では、高校入試に毛が生えたレベルで合格できるところもあります。
そこで彼には、中学レベルの英語の復習を命じました。
問題集と大学ノートを渡して、1ページごとに丸つけ・直しをやるように、と。

これがヒットしたようでした。
毎日毎日、サクサクと問題集を進めることができました。

模試の成績には現れないものの、過去問の正解率はじわじわ上昇しました。


そんなある日、お母様から相談の電話が。
「うちの息子、大丈夫でしょうか」と。
「データには出ませんが、志望校では十分戦えます」
ここで予想外の返事。
「いえ、成績云々が心配なんじゃないんです。息子がおかしいんです」と。

詳しい話を聞くため、近くの喫茶店にて面談。
「息子さん、私の指導のない日はいかがお過ごしですか?」
「先生に用意していただいた問題集をひたすらやってます」
「出来具合なんかはわかりますでしょうか?」
「よくできてると思います。
全問正解する度にゴ~~~~~~ルって叫ぶんですよ(笑)
昨夜はカズダンスしてましたし(笑)
それで『あ、できたんだ』ってわかるんですが、
大丈夫でしょうか、人として?」
「夜中に奇声あげるのはよろしくありませんが、順調にいっているのであれば、
問題ないかと思いますよ」

その後、大学生になった彼から「バイトして買った」というウイスキーが届きました。
無事に大学生活を送れていたようです。


自分のレベルならびに志望校のレベルに合った取り組みをすれば、夢は叶います。
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by yamazaku199x | 2014-06-22 17:19 | 家庭教師